IEEEの伝送仕様の表記が一貫性に欠けるために混乱の要因に成っていることは今更なのですが、2km仕様のパラレルファイバー伝送に"DR4-2"との表記が登場しています。

IEEEでは従来、パラレル伝送は500mのDR4のみで2km仕様は定義しておらずDR4+やXDR4の表記はベンダー独自の物でした。しかし、200Gbps/laneの議論を進めていくと、CWDM4での波長多重では2kmが難しくなり500mのLC-DUP"FR4-500"等の名称が登場する一方単一波長では2kmの実現が容易なので。2km仕様のパラレルファイバー”DR4-2”も登場。

従来の距離と多重方式・ファイバー数を区分していない表記をしてきた欠陥がさらに明らかになってきました。

表記の原則を仕切り直しでハイフン"-"以降を推奨距離のkm単位とするのは、100G LR4-20とか400G LR4-6が既にありますのでまだ許容範囲に思いますが。400G FR4-500は距離単位はmです。500kmはありえないので500mと誰もが解釈するのでしょうか。

それに10kmになると"DR4-10"とは表記せず"PLR4"を採用しているベンダーが現在は多数派。これは実質breakoutで使われるからです。

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July 17, 2025 • 12:48PM

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