BREAKOUT設定に伴う制限事項

Interop Tokyo2023の会場で会話した話のまとめその１、JANOG51でも同様の会話がありました。

再起動要求

多くの機器はbreakout portの構成を変更すると、機器の再起動を要求します。

初期のファーウェアではBREAKOUTがサポートされていないことが多い。

BREAKOUTポート内での速度混在はできない

10Gと25Gとか。

LINK STATUSのLEDが判らなくなる

• QSFP/QSFP28ポートの場合はLANE数と同じLEDがレイアウトされている機種が多い。
• QSFP-DD(8 lane)は？

後半のポートしかBREAKOUT設定できない

breakout configuration for ports 29-36:

BREAKOUT数の制限

最大物理ポート数に制限があり、全てのポートをBREAKOUT構成に出来ない機種がある。

隣接ポート構成の制限

偶数ポートがBREAKOUT設定されていなければ奇数ポートもBREAKOUT設定できない。逆はOK。

機種によってサポートしていない構成がある

• Cisco Nexus 9000 C9316D-GX Switch : 2x200Gをサポートしていない NX-OS 9.3(3)
• The uplink ports can only be 40 or 100.

FECの制限

Broadcom Tomahawkは100Gを25GにbreakoutしたときにFECをサポートしない。

インターフェース番号の変化

Dynamic BREAKOUTの罠

(悪意が無くてもマニュアルに記載があっても奇妙な制限は”罠”と呼ばざるを得ない)

cisco NX-OSでは再起動を要しないBREAKOUT構成を"Dynamic Breakout"と呼ぶ。インターフェース番号は階層構造になる。

The breakout ports are identified as Ethernet <slot>/<front-panel-port>/<breakout-port>

cisco NX-OS

cisco9316D(config)# show interface eth1/1 capabilities
Breakout capable:      yes
cisco9316D(config)# interface breakout module 1
Error: Breakout map is not supported on this type of QSFP-DD transceiver.

cisco ACI時のBREAKOUT制限

CMIS上の定義の解釈

QSFP28等で採用されている管理情報の記述方法SFF-8636にはBREAKOUTに関する記述は出来ないが。QSFP-DD等で採用されているCMISには、BREAKOUTに関する記述が可能。ここに記述されていない構成のBREAKOUT PORT設定を許すかは機種依存。

BREAKOUTの組み合わせ例