2022年6月9日 

株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパン 

 

データ速度変換機能内蔵400GブレイクアウトAEC販売開始 

 

 この度、ウェーブスプリッタ・テクノロジー社(米国)の日本法人である株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパンでは、400Gと既存の100G環境の接続に最適な400Gを100G4本に分岐する400GブレイクアウトAECの販売を開始します。インターネットトラフィックの増大に伴い、今年に入り各事業者は400G機器の導入を行っておりますが、そこで課題になるのは既設の100Gとの接続方法です。従来は、400G DR4と速度変換機能を内蔵した100G DR光トランシーバーの組み合わせを推奨しておりましたが距離が短い区間ではコスト的に適切ではありませんでした。 
今回販売開始する製品は、高速化に伴い400Gでは利用する事が困難になったDACの改善策であるAECによる伝送と、100Gへ分岐する為に必要な速度変換機能を内蔵し低コストで400Gへの接続を可能にします。また、400Gインターコネクトによる複数のイーサネットスイッチによる大規模なファブリック構築に最適な一対一の400G AECも同時に販売を開始します。 

あわせてInterop Tokyo 2022に出展し、データセンターの高速化・広帯域化に対応するため、いち早く受注を開始した800Gbps対応製品をはじめとする各種光トランシーバ製品を展示いたします。また、ShowNetにも参加しており、数多くの当社製品が実稼働環境で利用されている状況をご確認いただけます。 

Interop Tokyo 2022 (https://www.interop.jp/)】 

日時:2022年6月15日(水)~17日(金)  10:00~18:00 

※最終日のみ10:00~17:00 

会場:幕張メッセ 国際展示場 

当社出展ブース:  ホール5 / 5G16 

 

【製品の概要】 

■WST-QD4-QQ-C / QSFP-DD 400G Breakout AEC 
QSFP-DD 400GをQSFP28 100G四本に分岐するAEC。既存の100G対応のイーサネットスイッチの上位に400G対応のイーサネットスイッチを配置する場合、単純なのは400Gのポートを100Gに減速設定して接続する。もしくは200Gに減速設定して、2分岐の接続をする事です。しかし、400Gスイッチの運用容量を減らしてしまいます。 
QSFP-DDの400Gポートは50Gbps x 8 LANEの構成であり、QSFP28の100Gポートは25Gbps x 4です。QSFP-DDに25Gbps x 8の減速設定を行わず接続するには速度変換とLANE数変換を行うGEARBOXと呼ばれる機能がトランシーバー側に必要です。本製品は100G DRと同様にQSFP28パッケージ内にGEARBOX機能を内蔵し、かつケーブルと一体化した製品とすることで光トランシーバーによる構成の半分のコストで近距離の接続を実現します。 

今後本格的な導入が行われる100G接続のサーバーを400Gスイッチに収容するのにも適しています。 

From hiwire.org 

■WST-QD-AEC-xL-C / QSFP-DD 400G AEC 
一対一のQSFP-DD 400Gbpsポートを接続するケーブルです。従来のDACでは400GbpsのLANE毎50Gbpsの伝送を保証するためには太いケーブルが必要になり、1.5mを超える長さでは実用的とは言えません。AECは「HiWire Consortium」によって仕様がまとめられたAOCよりも安く、DACよりも細く短距離接続を行う技術です。信号の乱れを補正する機能を搭載する事で細いケーブルで安定した伝送を実現します。多くのケーブルが密集する多数のイーサネットスイッチによる大規模ファブリックを構築する際に利用されています。ラックを跨がる配線距離にも対応するため、複数ラック構成による極めて大規模な構成も可能です。 

Product Number 

用途 

参考価格 

QSFP-DD 400G Breakout AEC 

100Gスイッチ上位接続、100Gサーバー収容 

¥522,000 

WST-QD4-AEC-3L-C 

32AWG ラック内スイッチ間接続 3.0m 

¥50,000 

WST-QD4-AEC-4L-C 

30 AWG ラック内スイッチ間接続 5.0m 

¥60,000 

WST-QD4-AEC-7L-C 

30 AWG ラック内スイッチ間接続 7.0m 

¥70,000 

 

【補足】 

■AEC(Active Electronical Cable) 

https://hiwire.org/ 

 

【ウェーブスプリッタ・テクノロジー社について】 
ウェーブスプリッタ・テクノロジー社は米国カリフォルニア州に本社を置く、データセンターや携帯通信のバックボーンネットワーク、あるいは携帯無線基地局のアクセス・ネットワークなどで使用される光イーサネットや、科学計算などで使用されるHPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)システムなどで必要不可欠となる、光通信モジュール製品を製造販売する企業です。 

 

【株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパンについて】 

株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパンは、ウェーブスプリッタ・テクノロジー社(米国)の日本法人です。ウェーブスプリッタ・テクノロジー社(米国)製品の日本国内における輸入販売事業を行い、国内のお客様へ高品質で安定した、価値ある製品を提供してまいります。 

会社名 : 株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパン 

所在地 : 〒101-0051東京都千代田区神田神保町 2-14 朝日神保町プラザ302 
最高執行責任者 : 櫻井 豊 
URL : http://wavesplitter.jp/ 

 

【本件に関するお問い合わせ先】 
株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパン 
 広報担当:菅野 

Eメール: support@wavesplitter.jp