optical cable solution
MPOコネクターの種類
芯数による種別は以下の通り、100GBASE-SR10はあまり使われませんのでイーサネットの世界では12芯が標準です。ラック間の集線用に24芯を使うケースはあります。将来400GBASE-SR16では32芯を使います。
名称 | ピン配列 | 主な用途 |
MPO-4C | 4芯一列 | |
MPO-8C | 8芯一列 | ファイバーチャネル |
MPO-12C | 12芯一列 | 映像用SNAP12、データ通信の主流 |
MPO-24C | 12芯二列 |
100GBASE-SR10用
400GBASE-SR8
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SHV(ARIB STD-B58) | 12芯二列 | 4K/8K映像用 |
MPO-16 | 16芯一列 | 400GBASE-SR8 |
MPO-32C | 16芯二列 | 400GBASE-SR16用 |
オスメスとkey(表裏)
オスは金属のピンが二本ついており、篏合のずれが生じないようになっています。メス同士でも接続できますが位置がずれるため不安定もしくは大きな損失が発生します。また側面に突起があり裏表逆では差し込めない様になっています。光トランシーバー等の機器側はオスです。
ケーブル同士のの接続にはJJのアダプターもしくはパッチパネルを使用します。
結線の種類
ファイバーの芯の配線は3パターンあります。SR4での機器間の接続では送受が入れ替わる必要がありますのでクロスになるtype Bが使われます。Keyの向きから"up-up"とも呼ばれます。"up-down"は言葉の印象ではクロスに思えますがtype Aのストレートになりますので注意が必要です。
Type CはLR等の2芯のトランシーバーの接続をまとめてトランクするケーブルで使用されます。
MPOコネクター付きケーブルの種類
オスメスと配線のABCの組み合わせで9パターンあります
配線仕様 | 主な用途 | ||
メス | メス | type A(up-down) | |
メス | メス | type B(up-up) | SR4/PSM4機器間接続 |
メス | メス | type C | オスカセット間接続 |
オス | オス | type A | |
オス | オス | type B | SR4/PSM4トランク用 |
オス | オス | type C | 2芯ファンアウトトランク用 |
オス | メス | type A | 延長用(up-up JJ使用時) |
オス | メス | type B | 延長用(up-down JJ使用時) |
オス | メス | type C |
LCファンアウトケーブル/カセット
MPOで多重されたものをLCコネクタ分岐して使用するためのケーブルです。パッチパネルに取り付けるカセットの中に収められて使用する事が多い。
パッチパネル経由の選択肢
パッチパネルを2回経由する場合は3区間のケーブルになりtype B - type A - type Aも考えられますが。両端に使用するケーブルは機器間を直接接続するケーブルと同じ仕様にするのが望ましいと考えますので。type B - type B - type Bを推奨します。但し、中間のケーブルは篏合ピン付のオス(M)であり、MPO-JJアダプタを別途必要とします。MPO-JJは統一されていればup-up/up-downどちらでも構いません。
中央にパッチ切り替え専用のラックを配置しパッチパネルを4枚経由する場合も中間ラックのパッチケーブルに機器間接続用と同じtype Bメス(F)メス(F)ケーブルを使用し。(F)B(F)-(M)B(M)-(F)B()-(M)B(M)-(F)B(F)となります。
特殊なコネクター
PANDUIT社では自由にオスメス、表裏が変更できるPanMPOと呼ぶコネクターを販売しています。
ただしAPC研磨の場合がひっくり返すと、端面が合わない??