「相性」問題でlinkが上がらないと言う障害の原因の多くはFECの不一致です!

まず100Gの光についておさらい

IEEE/MSA名称 type code 推奨FEC
100GBASE-LR4 03h NO FEC
100GBASE-SR4 02h RS(524,514) FEC
100G CWDM4 06h RS(524,514) FEC
100G eCWDM4/4WDM-10 22h RS(524,514) FEC
100G eLR4/4WDM-20 23h RS(524,514) FEC
100G ER4L/4WDM-40 24h RS(524,514) FEC
100GBASE-ER4 04h NO FEC
100G DR 25h NO FEC
100GBASE-FR1 2Ah RS(544,514) FEC
100GBASE-LR1 2Bh RS(544,514) FEC

SFF-8024 Table 4-4 Extended Specification Compliance Codes

RS(524,514) FECとRS(544,514) FECは接続性はありません。

400GにてRS(544,514)が採用される前は、RS FECと言えば暗黙的にRS(524,514)であったためにコマンドや表示などでは明示されない事が多い。

QSFP28の100G FR/LRではFECの処理はトランシーバー内部で行われるため、イーサネットスイッチ側の設定ではNO FECで運用するのが一般的。

DAC/AOCでは

  type code 推奨FEC
25G DAC(CA-25-N) 0Dh NO FEC
25G DAC(CA-25-S) 0Ch BASE-R(Clause 74 fiber code) FEC
25G DAC(CA-25-L) 0Bh RS(524,514) FEC(Clause 91) FEC
(QSFP28) 100G DAC 0Bh RS(524,514) FEC
SFP56-DD 100G DAC 40h RS(544,514) FEC
SFP112 100G DAC 3Fh RS(544,514) FEC
25G AOC(BER 1E-12) 18h NO FEC
25G AOC(BER 5E-5) 01h RS(524,514) FEC
100G AOC(BER 1E-12) 18h NO FEC
100G AOC(BER 5E-5) 01h RS(524,514) FEC

25G/100Gは同じtype codeが割り当てられている物もある、その場合はパッケージタイプ(SFP/QSFP)等で見分けることになる。

100GのDACでもLANE構成によってtype codeは異なる。運用上は両端のモジュールがペアであるためあまり意識する事はない。

実際の障害例は、上記のtype codeを認識しない機器が多く存在する事です。その結果、type codeによってFECを切り替える機器との間では相互接続性がありません。

解決方法は、明示的にFECを指定する事です。

また、DACに関してはケーブルの太さによってBER特性が変わるために長さによって上記FECのタイプが決まりません。顧客との会話において、多くの場合はDACは太さを明示せず長さだけを示したやりとりがされるために混乱を生むやすくなっています。

AOCもDACと同様にNO FECのtype codeが設定されていますが、実際に市場にある製品ではまず使用されていないtype codeになります。

400Gは電気的伝送路の段階でRS(544,514)が標準であるために、基本的には考える必要がありません。長距離の400ZR/400ZR+はそれぞれ異なるFECです。


コメント欄を読み込み中