ネットワーク管理者は常に高品質なネットワークサービスを提供するために、回線の使用率を監視し。パケットの廃棄数をチェックしています。サーバー管理者はCPU負荷、メモリー使用率、ストレージの使用量などを監視しています。

比較的監視がおろそかになってしまうものにDNSサーバーがあります。運用監視に於いてネットワークとサーバーの中間に位置することもあるでしょう。

問題を難しくするのはDNSサーバーが起因の障害は原因が判り難い事にあります。例えばWEBで何かURLをクリックします。そこ示されているドメイン名からIPアドレスを求めるためにDNSに問い合わせをします。そしてその後に通信が始まる訳ですが利用者からみるとアドレスを求めた前が遅かったのか回線が遅かったのか判別付きません。多くの場合は回線のパフォーマンスの問題と判断します。

サーバー側では通信のリクエストを受信すると実装に依存しますが受信したパケットのソースアドレスをDNSに問い合わせる事があります。逆引きです。DNSに何かしらの問題がありこの逆引きの応答が遅れるとその間サーバーは処理を待ってしまうのでパフォーマンスが悪くなります。この場合も利用者からはサーバーの問題に見えるのです。

DNSの管理が作業分担の狭間におちてしまわないよう十分に注意しましょう。

8.8.8.8と1.1.1.1

レスポンスが良い公開DNSサーバーとしてgoogleが運用している8.8.8.8が有名です。このサービスはany castによって複数の拠点に設備が置かれ快適です。しかし、無償で運用しているサービスにはそれなりの理由がありgoogleの場合は問い合わせが行われているドメイン名と問い合わせを行っているクライアントの情報を集めて傾向分析を行っていると言われています。

これに対し、 2018/04/01に1.1.1.1がアナウンスされました。googleと同様に誰でも使えるany castによるDNSサービスです。Cloudflareによって運営され、集められた情報の利用方法について細かく説明されています。データの扱いに関しての違いはクライアントの情報を基本的に集めないとしている事でしょうか。

何事も、無償のサービスはそれを運営するための利益がどこかにあるわけです。


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