coherentと言うと400ZRを代表とするデータセンターの外の区間で利用する話がいままでは主流でしたが、データセンター内の10km前後の近距離でもcoherent技術と使っていこうと言う話。

PAM4対応のチップが出回ったことにより、NRZからPAM4への壁はかなり低くなりましたがPAM4にしても情報密度は倍になるだけ。より多値変調を導入しないと400Gを超える高速には対応できない。それに対しPAM6やPAM8等のマルチレベル化とcoherentとどちらが優位なのか?

少し前の”常識”ではcoherentを実装するために必要なDSPは消費電力も大きく膨大な開発費用もかかるために部品単価も高いので低コストが求められる建物内に適用することは検討されませんでした。しかし、400ZRの為に行われた投資の恩恵でcoherent DSP関連のコストは大幅に下がることが期待され、さらに一部を簡略化することによりコスト的にもPAM系と差が無くなるのではないか。

偏波多重や変調回路の組み合わせによってはGEARBOXが不要。

400G QSFP112 CWDM4(FR4) vs coherent lite

100Gbps / laneの400Gトランシーバーを考えると各laneそのまま56GBAUD PAM4変調をしてCWDMグリッドの4波長多重で伝送する構成とコヒーレントで偏波面多重を行い1波で送る方法がある。

GEARBOXが不要。

coherent liteの場合は一つの送信レーザーを4つの変調器で共通で使える。

https://www.ieee802.org/3/B400G/public/21_07/lam_b400g_01a_210720.pdf

800G LRレンジの主役は誰だ?

光トランシーバーで一番数が出るのはFR(2km)/LR(10km)距離製品。100Gでは100G CWDM4、400Gでは400G FR4になりそうだが800Gでは?

800G CWDM4(112G BAUD PAM4 CWDM grid 4 wave)

伝送特性的に2kmでもギリギリ。10kmは無理だろう。電子回路的にも112G x 2のGEARBOXはかなり冒険的仕様。

800G LR8(56GBAUD PAM4 LAN WDM grid 8 wave)

現実的仕様。8波長のEMLレーザーは安くない無いけれど。

800G LR(DP-16 coherent lite)

レーザーが一個で済むのは大きなメリットだけどDSP周りの実装の目途がまだ立たない。


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