温度補償が要らない安価なDFBで波長多重ができるCWDM systemは5G携帯基地局の足回りに使うことが期待されているが、25Gbps NRZ変調では分散ゼロの1310nmから離れた波長では伝送距離が20Kmを下回る。

1310nmからあまり離れない800GHzという狭いGRID間隔のLAN WDMは伝送距離は確保できるが、波長の安定度が要求されるために温度補償付き(cooled)のレーザーが必要になる。

その間をとって、CWDMのうち1310nmに近いCWDM6(1271/1291/1311/1331/1351/1371)をさらに半分のGRID幅にして12ch確保したのがMWDM12。

但し、波長間隔が短いので温度の変化による波長変化を許容できずTECが必要になる。

channel CWDM6 LAN WDM9 channel MWDM12
C1 1271

1273.54

|

1309.14

M1 1267.5
M2 1274.5
C2 1291 M3 1287.5
M4 1294.5
C3 1311 M5 1307.5
M6 1314.5
C4 1331   M7 1327.5
M8 1334.5
C5 1351   M9 1347.5
M10 1354.5
C6 1371   M11 1367.5
M12 1374.5

比較される仕様はCWDMで1391以降の波長が25G BAUD NRZで使えるのであればch数が少ない欠点を補うことができる。

LAN WDM9に1269.23/131373/1318.35を加えてLAN WDM12とするプランもある。

CCSA

China Communication Standards Association (中国通信標準化協会)

(旧)中国CWTS

各WDM GRIDの特徴整理

 
CWDM6
(6ch)
LAN WDM
(9ch)
MWDM
(12ch)
利点

TEC無しで安いLD、すでに多くの製品が流通。

短距離であれば1391以降の波長も使える。

100G LR4で使われている技術。40Kmまで使える可能性がある

TEC無しで安い、CWDMの倍のCH数、APD無しで20Km
欠点 25Gbpsで伝送距離が10Kmを超えると6chしか使えない TEC付の高いLDが必要 新しくて製品がまだない

 

Fixed colored vs tunable

波長グリッドの話なので、MWDM対応の光トランシーバー(SFP28)が出荷時に波長が決まっている固定波長なのか運用前もしくは運用中に波長が変更できるtunableなのかは規定されていません。

但し、波長間隔が短くなったと言うことはtunable仕様の可能性が少しはある。運用の現場では余分な在庫を用意する必要が無いtunableへの期待値は高いので、MWDMを推進する理由の一つにtunableが前提である可能性もあります。

かなり難しい。

ITU-T G.694.2 CWDM

TEC(ThermoElectric Cooler)

Tunable Colored Optical

CCSA LAN WDM12

  wavelength(nm) 100G LR4 400G LR8
L1 1269.23    
L2 1273.54  
L3 1277.89  
L4 1282.26  
L5 1286.66  
L6 1291.10    
L7 1295.56
L8 1300.05
L9 1304.58
L10 1309.14
L11 1313.73    
L12
1318.35

 

 

 

O band以外のCWDMの特性

wavelength(nm) band  
1391 E 減衰量が大きい領域
1411 E 減衰量が大きい領域
1431 E 減衰量が大きい領域
1451 E 減衰量が大きい領域
1471 S EML,、APDを使っても10Km
1491 S EML,、APDを使っても10Km
1511 S EML,、APDを使っても10Km
1531 C EML,、APDを使っても10Km
1551 C EML,、APDを使っても10Km

 


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