サードパーティのトランシーバーを採用する場合、事前評価の工数は大幅に増えます。また運用中の工数も増えるでしょう。事前評価の工数見積もりは可能で調達数の数によってトータルでゲインがあるか比較的容易に判断できます。
運用中の工数増の見積もりで多くのオペレーターが苦労しているのが現状です。製品を販売している立場では実質純正品を運用している場合と大きな差は無いと考えていますがもう少し細かく考えてみましょう。
障害が起きた場合
1)障害が起きる条件を確定すること
2)原因箇所を絞り込むこと
3)原因を特定する事
4)対策を講じる事
の四段階に作業を分けた場合
現場に直接立ち入ることが無い機器ベンダーサポートの立場では、2)までは終わった段階で絞り込んだ原因箇所の周囲の環境も含めた情報を要求します。そして環境の再現を試み詳細なデータを所得してそれをもとに原因の特定作業を行います。
再現する環境がより正確であるためには、調達が難しい部材が含まれていないことが望ましいです。そのため、大規模なサポート拠点では自社製品のみならず主要な他社製品も再現環境のために配置されていることでしょう。
サードパーティトランシーバーを使用している場合、原因箇所ではないが周辺の環境にトランシーバーが含まれている場合、それを純正にしての現場での試験を求められる可能性があります。
想定される原因箇所でなくても多少広い半径で検証を行うのだ通常の天順であり、不確定要素を確定するために必要な作業です。
原因箇所にトランシーバーが含まれる場合、機器ベンダーに報告前にまずは正常動作が確認されている他のパーツと交換して試験を行うでしょう。これは、純正品でも同じ手順です。
Links
OCP Summit 2018 : Fcaebook Failure Prediction Mechanism for Pluggable Optical Interconnect at Facebook Data Centers
https://www.youtube.com/watch?v=G8xB8g2qBCA&t=518s