40G,100G,400Gで複数の波長を使う方式の物をピックアップして表にして見ました。

  波長(nm)
40GBASE-LR4 1271 1291 1311 1331
100GBASE-LR4         1295.56 1300.05 1304.58 1309.14

100GBASE-CWDM4

100GBASE-4WDM

1271 1291 1311 1331

400GBASE-LR8

400GBASE-FR8

1273.55 1277.89 1282.26 1286.66 1295.56 1300.05 1304.58 1309.14

何故か、100GBASE-LR4だけLAN WDMグリッド。DWDMよりは広く(800Ghz spacing)CWDMより狭い範囲の波長を使用しています。このために、高い波長の安定度が必要になり、また光学デバイスも精度が高いものを要求されるためにコストが高くなります。

シングルモードの光ファイバーの伝送特性は波長に応じて変化しますので、減衰が少ない狭い範囲に収めることは品質のよう伝送を実現するためには必要なことですが、CWDMグリッドでもそれほど品質が悪い訳ではありません。

その証明に、4WDMではCWDM グリッドです。

IEEE802.3baでの経緯

なぜ、100GBASE-LR4だけLAN WDMグリッドなのでしょうか。IEEEの議事録検索してみました。

どうも2007年9月にFinisarが中心となった提案で、40Kmの長距離の特性を優先してLAN WDMに決まった様子です。

http://grouper.ieee.org/groups/802/3/hssg/public/sept07/cole_01_0907.pdf

これ以前の段階では、同じCWDM gridでも一つ上にずらして1291,1311,1331,1351の組合せを使う事も検討されています。

http://grouper.ieee.org/groups/802/3/hssg/public/sept07/traverso_01_0907.pdf

狭いDWDMのgridより広い800Ghz gridとすることでレーザーや光部品のコストを抑制し、それよりもCバンドに比べて減衰量が高いO-bandの中でも最小であるの1312nm前後に波長を集めることで長距離を可能にする方向です。建屋内の接続よりも局舎間の接続を強く意識していたためでしょう。DC内での接続を意識している40Gと並行して議論されていた影響もあるかも知れません。

距離に応じて異なる方式にすることはコストの増加を招くと否定していますが、将来的には中距離用にCDWMの仕様の必要性も記述されています。2007年と言うといまから10年前の議論です。

400GBASE-FR8/LR8は100GBAS-LR4のLAN WDMの下に4ch増やして使っています。

ITU G.694.1 LAN WDM

ITU G.694.2 specification Coarse WDM


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