100GBASE-PSM4、SMF 8芯を使用し500mまで使える。この仕様だけをみると貴重なSMFを8芯も使うのは勿体ない感じで使いにくいと思っていました。

しかし、トランシーバーのコストを見るとCWDM4より更に安く。それでSR4の100m制限から逃れられると考えるとフロア内の接続には最適ではないかと思えてきました。CWDM4は2芯で済むので従来の10G LRのSMF 2芯のファイバーバックボーンには最適です。しかし、2Kmのスペックはフロアを跨がない配線にはオーバースペックです。他の候補としてはXSR4がありますが200mと中途半端。

近隣ラック間の接続をSR4に対し約半分のコストで済むAOCに統一してしまい、パッチパネルはSMFのみにする。例えば、24芯のSMF MPO-24Cをラック間のトランクケーブを配線ルートを変えて2本末端のラックに引き込む。ラックにはMPO-24CをMPO-12C x 3に分けるカセットを二つ設置する。

このデザインを行うにはMMFとSMFのファイバーコストがそれほど差がないことが前提です。光ファーバーのコストはフロア内で使用する200m前後ではコネクターのコストとその取り付け工賃のウェイトが高いのでそれほど差が出ない可能では高い。大昔はMMFとSMFではコネクターも異なったのでSMFが高い印象がありますがいまはコネクターは同じ。

そして、今更長いMMFを購入するのもためらわれる。400GBASE-DR4へもSMF MPO-12Cなら対応できる。

見積もってみる価値はあると思います。

  距離 ファイバー コネクター lane構成
  40GBASE-PSM4 1,500m SMF 8C MPO-12 10G x 4
100GBASE-PSM4 2,000m SMF 8C MPO-12 28G x 4
200GBASE-DR4 500m SMF 8C MPO-12 50G x 4
400GBASE-DR4 500m SMF 8C MPO-12 50G x PAM4 x 4

100GBASE-PSM4の距離はMSA規格(version 2.0)では2-500mだが2Kmで検証済

 

OCP2018でのPSM4推進のプレゼン

OCP2018でPSM4の優位性を主張する発表がありました。トランシーバーのコストがCWDM4の60%であり、ケーブルのコストが130%であるとの事です。

弊社の製品の参考価格ではそれほどCWDM4とPSM4の差はないのですが、MUXが無いのは減衰のロスが無く部品も少なくなるのでコストに大きく影響します。ただ、CWDM4が世界的に人気が高まっているので生産数量からくるコスト削減も期待できます。

ケーブルのコストに関しては、どの区間でどのような配線になるのか次第ですので見積もりは難しいと思います。ただ、多芯とは言えMPOコネクタの取り付け作業はリボン単位で行われるので工数がLCに対して四倍になるわけではありません。


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